【ブログ引越ししました。従来のブログは→ http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005 です】
345日目:2012年5月2日
346日目:2012年5月3日
リリカって聞いたことありますか?なんだか、可愛いキャラクターのようですが、実は、帯状疱疹後神経痛の治療のために開発された薬です。当初は、「帯状疱疹後神経痛」のみでの適正使用だったが、2010年10月29日、「末梢神経障害性疼痛」についても、適応症が拡大となっているのです。
癌痛についてリリカを服用することは、いま緩和マニュアルなどでごくわずかですが採用され始めたようで、まだ、このリリカの処方は広く知られていないように思います。私の痛みについて詳細に検討してくれた主治医がダメ元で、処方してくれたのです。
2日午後、リリカカプセル25ミリグラムを1カプセル服用したところ、移動することに伴う痛みが緩和される一方、副作用である強い眠気に襲われました。そして、約15時間後の3日午前5時頃、急激な痛みとともに、覚醒しました。明らかに、リリカの効用が切れたように思われた。っていまは、冷静に書いていますが、もうマンションから飛び降りようかというような痛みでした。これまでは、痛みが悪化していく課程で徐々に痛みになれていったのに、起きたら薬効が切れていて、急激な痛みに襲われたため、痛みが普通以上に感じたのかもしれません。
そこで、リリカカプセルを一錠服用したあと、レスキュー(頓服)として、麻薬系鎮痛剤であるオキノームも服用しました。本当はリリカだけで効くかどうか、確かめるべきだったのですが、あまりの痛みに、オキノームも飲んじゃったわけです。
30分足らずで、痛みが緩和し始め、40分後にはほとんど痛みがなくなったのです。
そして、約12時間後の3日午後5時、少しずつ、痛みが増してきたので、リリカを1カプセル服用しました。痛みは和らいだのですが、少しすると、さらに痛みが出てきました。リリカもだめか~と思いつつ、1時間後くらいにもう1カプセル服用しました。しばらくすると、痛みがほとんどなくなったのです。やったね~。
リリカは、最大一日600ミリグラム服用できます。いまのところ、私は、一日25ミリグラム×2回で、50ミリグラムが基本です。主治医からは、もし痛みが緩和するようで、量が不足していると感じたら、増量してもらってもかまわないという指示を受けています。
癌の痛みで苦しんでいる方で、まだ、リリカカプセルを試していない方、ぜひ、主治医にご相談ください。
なお、痛み止めが効きすぎると、背景にある痛みの原因に目が向けられないようになるかもしれません。私の場合、深刻なのは、大腸が外側から癌によって圧迫され狭窄している部分の手前にガスや便が貯まっていることから生じる痛み、胃酸が不均衡に貯まることから生じると思われる痛みが分からなくなると、大腸の狭窄が悪化し、完全に詰まってしまうまで、つまりを放置することにつながる、胃酸によって胃の状態が悪化するのを放置してしまうのではないか、という問題があります。
できるだけ、お腹の異常な膨らをマッサージや便を緩くする薬をとることで、解消したり、胃酸でやられないように、定期的に体の位置を変えたりすることを心がける必要があるな、と思っています。ただし、痛みを忘れると、節制はむずかしいんですが(笑)。これって、震災や原発事故でもいえることですね。痛みを感じている人のことを忘れないようにしないと…。
私の節制は、まずは、液体以外は、口に入れない「似非断食」からだ!
【大腸狭窄】
従前通り(高カロリー輸液の自宅での摂取によって、口からの食べ物を摂取する必要性が減ったため、癌によって外側から狭窄されている大腸のつまりが緩和され、痛みも弱まっています。
この状態が維持されるならば、人工肛門の設置については、時期を少し遅らせようかと思っています。
高カロリー輸液も10年前なら、まだまだ、普及していませんでした。いまは、自宅での点滴も普及し、この輸液だけで生存し続けているケースもたくさんあるそうです。癌の場合、癌が大きくなればなるほど、癌が栄養をどんどん吸収するため、エネルギーの摂取が困難になると、激やせし、命を失うことになっていたようです。しかし、この輸液のおかげで、腸を経由しなくても、必要なエネルギー(+必要な栄養素)を摂取できるため、激やせを防ぐことができるようです。医学の進歩にも感謝です。)
口からの固形物による栄養摂取はしばらく控えますが、高カロリー輸液1100ミリリットルで1160キロカロリー(点滴時間は12時間)とれますので、さらに約500キロカロリーの輸液(点滴時間約8時間)を入れれば、成人の必要量1800キロカロリーにほぼ達します。あとは、口から液体の補給剤=200ミリリットルを飲めば、一日量に到達します。
【食事】
少しずつ食べようとおもったのですが、痛み止めが効いていると、量もたくさんとりそうになります。そこで、しばらく、伊勢丹デパ地下とはお別れですね。
【浮腫み】
変わらず。(大きく改善されています。専門の看護師の指導を受け、3種類の包帯で圧力をかける方法を習って実行したこと、高カロリー輸液で血液の浸透圧が高まっていることが原因だと思います。よかった~。)
【味覚障害】
相変わらず。(亜鉛をとっているが改善せず。塩味が立ち、ほかの味は弱い。旨みを感じられるのが救い。19日未明の教育テレビで機内食を改善するプロジェクトを取り上げていましたが、この中で、機内の環境では塩味と甘味の感受性は大きく変化するが、旨みの感受性は変化しないため、旨みを重視した機内食を開発したということがレポートされていた。旨みの味覚は、食材そのものによるものだから、調味料から感じる味覚よりも古くから備わっており、それゆえ、あまり変化がないのかもしれないですね)
【345日~346日目の活動】
特になし。3日の北海道新聞で私のことが大きく取り上げられたそうです。ありがたいことです。
【基礎情報】
プロフィール:年齢49歳 男 ここ十数世代はおそらく日本土着系(広島県出身) 身長約170センチ(少し縮んでいます) 体重約50キロ(大学時代から罹患前までは53キロ±2キロで推移) 独身(結婚歴あり。子供なし) 大卒 専門職(新聞記者後弁護士) 主な病歴としては副鼻腔炎手術 喫煙歴大学在学期間のみ 趣味旅行 氏は、日隅(ひずみ)です。「日隈(ひぐま)」ではありません。一度、宅配の人に「しろくまさん」とドアの向こうで叫ばれて固まったことがあります。「日」の左側の棒が長かったので、「白」に見え、かつ、隅を隈と読み間違えたのでしょうね(笑)
告知:2011年5月25日「余命半年。抗がん剤が効けば1年。効く確率は2~3割」
病名:胆のう癌ステージ4、腹膜播種、結腸など大腸の狭窄数か所、外科治療、X線治療は不適応。基本3治療のうち選択肢は化学療法のみ。(セカンドオピニオンでも確認済み)
進行状況:腹膜播種部分3箇所ほどが増大(最大のものは掌大?)、大腸狭窄進行、遠隔転移なし
治療状況
抗がん剤:ジェムザール(点滴)+TS-1(一日2回服用)
免疫:樹状細胞療法+リンパ球療法
丸山ワクチン:A型週5度接種
漢方薬:個人輸入
サプリ:フコイダン、βグルカン、αグルカン(2種)、ビタミンC、梅エキス。青汁と穀物加工型サプリについては、消化力が落ちていること、食事量が限定されていることから、一時停止。
整体など:日本式、中国式、理学療法、鍼灸、ヒーリング
食餌療法:フレッシュジュース、玄米などを中心にした食事をしていたが、12月から食事量が極端に減ったため、食べられそうだと直感するものを食べるようにしている。
【今後の活動予定】
◆5月8日(火) 18時30分~21時
NPJ編集長 日隅一雄 連続対談企画~無制限10本勝負~
第6回 特別企画第2弾 模擬コンセンサス会議 「原発存廃」
ゲスト:宮台真司(首都大学教授)
【がん患者のための情報流通】
がん・ガン・癌スーパーリンク http://www.gan3.com/ に紹介してもらいました → http://www.gan3.com/jplk25245.html
ここにリンクするとよい、というところがあればコメント欄(原則非公開)に残してください。よろしく!
◆◆◆以下、基本的に毎日掲載しているものです◆◆◆
●新刊2冊のご紹介●
1冊目:本来正確な情報が提供され、それがなされない場合には追及の場となるはずの記者会見で何が起きたのか?
●アマゾンはこちら→ http://ow.ly/8fo8o
2冊目:原発事故でも明らかなように日本では、国民に主権があるとはいえないのが実態だ。海外ではどのような工夫がされているのか?問題点の洗い出しと改善の糸口を紹介しました。ぜひ、一家に一冊!
アマゾンはこちら→ ow.ly/a2Lxz
●補訂したもの●
日本のマスコミがいかに非民主的な環境に置かれているかを指摘ししました。海外ではマスコミを政府に対する市民の番犬として機能させるための仕組みがあります。それらも紹介しています。民主党が政権奪取後の動き、原発報道について補充しました。
●既刊本●
天下りの防止し、行政の隠れ蓑とされる審議会を改革するために、イギリスではこんな方法が採用されていた!
■■■以下の3点は、日本、特に東北・関東の保護者必読です。ぜひ、輪読会をしてみてください■■■
「ICRP Publ. 111 日本語版・JRIA暫定翻訳版」(http://www.jrias.or.jp/index.cfm/6,15092,76,1,html)
「緊急時被ばく状況における人々に対する防護のための委員会勧告の適用(仮題)=109」
(http://www.jrias.or.jp/index.cfm/6,15290,76,1,html)
アメリカ科学アカデミーの文献「BEIR-VII」(Biological Effects of Ionizing Radiation-VII、電離放射線の生物学的影響に関する第7報告)
http://archives.shiminkagaku.org/archives/radi-beir%20public%20new.pdf
◆東電本社の記者会見は、午前11時~正午から、午後6時ごろからの2回となっている。インターネットで生中継と録画配信されている◆
→ ニコ生 http://live.nicovideo.jp/
岩上さんのサイト http://ow.ly/4wCEr
◆東電会見に出席し続けている木野龍逸さんへの支援金の振込先口座は下記のとおりです。
郵便局の振替口座
口座番号は、00100-5-362362
口座名称は、木野龍逸支援の会(キノリュウイチシエンノカイ)
なお、銀行からの場合、
ゆうちょ銀行
〇一九店
当座預金
0362362
にお願いします(できれば郵便局の振替でお願いします)。
【日弁連の東日本大震災・原発事故災害復興支援活動】
→ http://www.nichibenren.or.jp/activity/human/higashinihon_daishinsai.html
●沖縄への連帯ツイッターキャンぺーン●
【ツイッターアカウント】@BarackObama
【メール】→http://www.whitehouse.gov/contactから
【ツイッター例文】
JAPAN IS NOT US'S COLONY! We won't support US BASE. All US BASE OUT! from our country.
Please HELP Okinawa. 75% of the American bases in JP is in the islands, only 0.6% of JP land. Relocate #Futenma base outside.
Marine in Futenma must go back to your country. There is no place where the base of Marine is acceptable in Japan.
Okinawa and a lot of Japanese oppose the transfer of the Futenma base to Henoko
At least180 MPs of ruling parties say NO to Futenma relocation within Okinawa. Check this http://bit.ly/9jQIW8
★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて:Gilbert's Nuremberg Diary)
★News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
※このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで。なお、多忙につき、試行的に、コメントの反映はしないようにします。コメント内容の名誉毀損性、プライバシー侵害性についての確認をすることが難しいためです。情報提供、提案、誤りの指摘などは、コメント欄を通じて、今後ともよろしくお願いします。転載、引用はこれまでどおり大歓迎です。
【ツイッターアカウント】yamebun
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。