【ブログ引越ししました。従来のブログは→ http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005 です】
《ミサイル発射はロシアも中国もアメリカも韓国もどこの国でも行うが、なぜか北朝鮮のときだけ大騒ぎになる。日本のマスコミだけを見ていると「これが今、国際政治の最大の問題なのだ」と勘違いする国民も多いことだろう。
しかし、これは大騒ぎをする必要など全くないのである。よその国がミサイル発射するのと変わらない。どうせ何事も起きないことは、あと1週間もすれば明らかになるであろう。
国連安保理決議や米朝合意に違反する-という指摘もある。明確な違反なら問題だろう。だが、狡猾な北朝鮮は「人工衛星」と言い張っている。
いまイージス艦を動かしたり、パトリオット(PAC3)を起動展開させたりしているが、これらは軍事的な必要性に迫られているのではなく、極めて政治的な動きなのである。》(※1)
果たして、この意見は誰のものでしょうか?お分かりですか?かなり難しい質問です。
リベラルな立場の人が書いたものであっても不思議ではないですよね。ただし、ミサイルという用語の安易な使用が気になる…。
「ミサイル」という用語の部分を除けば、「by ヤメ蚊」と書いてあっても違和感を感じない。記事全体についてはともかく、引用した上記部分については認識を共有できる。同じようなことを考えていた。独自にロケットを打ち上げている日本、同じ様な地域で危険が生じうるにもかかわらず、北朝鮮のロケット打ち上げを批判することができるだろうか?日本のロケットと比較して騒ぎ立てなければならないほど危険性が高いのだろうか…。
安保理決議に違反という主張も、ロケットがそもそも軍事目的、平和利用、いずれにも使えるだけに、説得力に欠ける…。
そして、PAC3などの配備については、無駄なもので、軍事上の必要性ではなく、政治的な必要性から行われたものだ…。
う~ん、ほとんど、ここまでの現状認識は一致している。
この認識を共有している人物は、あの田母神俊雄元航空幕僚長だ。
夕刊フジへの連載の一部だ(※1)
※1:http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120410/plt1204100726004-n1.htm
記事を読んでいただければ、お分かりだと思うが、現状認識を踏まえた対策はまったく方向性が異なる。田母神氏は、防御力から攻撃力へのシフトを求めている。
私が上記部分に続けて、今後の安全保障について述べるなら、自衛隊の一部を災害対策専門組織である国際救助隊に変更し、徐々にそちらにシフトし、海外の災害にも数千人、数万人規模の救助隊を送り込めるようにする…。
同時に再生可能エネルギー、再生可能資源の研究に資金を投入し、資源争いによる紛争を地球上から永久になくすよう努める…。
という感じだ。
それにしても、日本政府とマスメディアの問題点について、田母神氏と認識が一致したのは、田母神氏が元担当者として専門的立場からこの問題を論じる必要があるからだろう。ここで大騒ぎをすると、専門家としての資質を疑われるということも考えたのだろう。
他方、軍人として後輩がよりよい軍備を得られるようにとの思惑が入ってくる部分では、少し、おかしな方向に話がすすでいく。このあたりは、官僚組織が持っている問題点と共通しているように思う。
◆◆◆以下、基本的に毎日掲載しているものです◆◆◆
●新刊2冊のご紹介●
1冊目:本来正確な情報が提供され、それがなされない場合には追及の場となるはずの記者会見で何が起きたのか?
●アマゾンはこちら→ http://ow.ly/8fo8o
2冊目:原発事故でも明らかなように日本では、国民に主権があるとはいえないのが実態だ。海外ではどのような工夫がされているのか?問題点の洗い出しと改善の糸口を紹介しました。ぜひ、一家に一冊!
アマゾンはこちら→ ow.ly/a2Lxz
●補訂したもの●
日本のマスコミがいかに非民主的な環境に置かれているかを指摘ししました。海外ではマスコミを政府に対する市民の番犬として機能させるための仕組みがあります。それらも紹介しています。民主党が政権奪取後の動き、原発報道について補充しました。
●既刊本●
天下りの防止し、行政の隠れ蓑とされる審議会を改革するために、イギリスではこんな方法が採用されていた!
■■■以下の3点は、日本、特に東北・関東の保護者必読です。ぜひ、輪読会をしてみてください■■■
「ICRP Publ. 111 日本語版・JRIA暫定翻訳版」(http://www.jrias.or.jp/index.cfm/6,15092,76,1,html)
「緊急時被ばく状況における人々に対する防護のための委員会勧告の適用(仮題)=109」
(http://www.jrias.or.jp/index.cfm/6,15290,76,1,html)
アメリカ科学アカデミーの文献「BEIR-VII」(Biological Effects of Ionizing Radiation-VII、電離放射線の生物学的影響に関する第7報告)
http://archives.shiminkagaku.org/archives/radi-beir%20public%20new.pdf
◆東電本社の記者会見は、午前11時~正午から、午後6時ごろからの2回となっている。インターネットで生中継と録画配信されている◆
→ ニコ生 http://live.nicovideo.jp/
岩上さんのサイト http://ow.ly/4wCEr
◆東電会見に出席し続けている木野龍逸さんへの支援金の振込先口座は下記のとおりです。
郵便局の振替口座
口座番号は、00100-5-362362
口座名称は、木野龍逸支援の会(キノリュウイチシエンノカイ)
なお、銀行からの場合、
ゆうちょ銀行
〇一九店
当座預金
0362362
にお願いします(できれば郵便局の振替でお願いします)。
【日弁連の東日本大震災・原発事故災害復興支援活動】
→ http://www.nichibenren.or.jp/activity/human/higashinihon_daishinsai.html
●沖縄への連帯ツイッターキャンぺーン●
【ツイッターアカウント】@BarackObama
【メール】→http://www.whitehouse.gov/contactから
【ツイッター例文】
JAPAN IS NOT US'S COLONY! We won't support US BASE. All US BASE OUT! from our country.
Please HELP Okinawa. 75% of the American bases in JP is in the islands, only 0.6% of JP land. Relocate #Futenma base outside.
Marine in Futenma must go back to your country. There is no place where the base of Marine is acceptable in Japan.
Okinawa and a lot of Japanese oppose the transfer of the Futenma base to Henoko
At least180 MPs of ruling parties say NO to Futenma relocation within Okinawa. Check this http://bit.ly/9jQIW8
★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて:Gilbert's Nuremberg Diary)
★News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
※このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで。なお、多忙につき、試行的に、コメントの反映はしないようにします。コメント内容の名誉毀損性、プライバシー侵害性についての確認をすることが難しいためです。情報提供、提案、誤りの指摘などは、コメント欄を通じて、今後ともよろしくお願いします。転載、引用はこれまでどおり大歓迎です。
【ツイッターアカウント】yamebun
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。